ものは、Sony の VAIO VGC-LA71DB 、Windows XP SP3 HomeEdition 、HDD 総容量は 約 300GB でした。購入してまだ２年ちょっとです。
ここに来て、暑さにへたったようです。「来週締切の仕事ファイル(XLS)で作業中に Windows がおかしくなった」とのことでしたが、先月お盆進行でバックアップとってないので、２カ月以前のものしかないそうです。「リカバリー用光学メディアは作成してあるが、使うのは避けたい」との事でした。
Windows 起動時に Explorer.exe とか taskmgr.exe とかで OLEAUT32.dll が見つからないってエラー表示されます。で、デスクトップのアイコンと壁紙画像は表示されず、その後の操作はできません。背景の紺画面までは出ます。Ctrl+Alt+Delete キーはかろうじて働きます。
(図1)
Explorer.exe で OLEAUT32.dll が見つからない。
(画像サイズ 25KB)
起動時に F8 キー連打で、なんとか「セーフモードとコマンドプロンプト」が起動します。(単に「セーフモード」ではダメ。)
ここで試しに OLEAUT32.dll を CD-R からコピーしようとしてみたんですが、HDD 読み書きで CRC エラー↓と来ます。
(図2)
HDD 読み書きで CRC エラー。
(画像サイズ 57KB)
dir ではリストされます。( MFT はまともな模様。)
そのままコマンドプロンプトで CHKDSK C: をかけます↓。
(図3)
CHKDSK 読み取り専用モードではエラー。
(画像サイズ 64KB)
読み取り専用モードではエラー↑なので、 /f /r オプションを付けて再実行します。
これが、実に一晩かかりました。(少なくとも７時間経過あたりまでは確認しましたが、その後は、放置プレイ。) HDD は、総容量約300GB で、C: ドライブ 50GB、D:ドライブ 240GB、残りがリカバリーエリアってところです。
この時点で、C:\WINDOWS\system32\OLEAUT32.dll ファイルは完全に消失しました。(→コマンドプロンプトも起動しない状態。)
その後、見つからないって云われた OLEAUT32.dll を、回復コンソールにて、USB フラッシュメモリー経由でコピーしてみますと、無事 Windows が通常起動するようになりました。
※ USB フラッシュメモリーは、読み取り専用に設定。
※ 回復コンソール CD-R はトレイ排出ボタンで排出不可。光学ドライブは内蔵のモノのみ。
ここで、まず必要なデータファイル(主に D: ドライブ内)は、外付け HDD へまるっとバックアップします。
その後、SFC /SCANNOW してシステムファイルの整合性チェックと回復を行い、念のためもう一度 CHKDSK /F /R を掛けておしまいです。セクターの代替が発生したので、近いうちに折を見て HDD 交換をすることを強くお薦めしました。
今回は機体をばらさずに済みました。TV パソコンは出来れば筐体開けたくないなぁって気がします。
(関連)
ソニー http://vcl.vaio.sony.co.jp/support/pcom/vgc-la71db.html
> VGC-LA71DB | 製品別情報 | サポート | VAIO
ソニー http://www.vaio.sony.co.jp/Products/L2/spec_retail1.html#first
> VAIO | type L
http://d.hatena.ne.jp/TsuSUZUKI/20071203/1196658855
※ CD-R 起動の回復コンソールディスク
http://d.hatena.ne.jp/TsuSUZUKI/20081124/1227523697
※ 書き込み防止スイッチ付き USB フラッシュメモリ
いじょうです。
-
- -
