起動させると、\WINDOWS\system32\config\SYSTEM が無い、と云われます。
セーフモードでも同様です。↓
(図1)
Windows XP 起動時に、C:\WINDOWS\system32\config\SYSTEM でエラー発生。起動不可。
(画像サイズ 58.51 KB)
(図2)
回復コンソール 起動時に、ブルースクリーン。
(画像サイズ 42.96 KB)
INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE ( STOP 0x0000007B ) です。
仕方が無いので、HDD を抜出。作業用 Windows XP マシンへ繋ぎます。
パラメーターなしの CHKDSK でエラーが報告されるので、先にデータのサルベージをやります。
サルベージ後、CHKDSK /f/r すると、不良クラスターが4つばかり代替されます。↓
(図3)
HDD の検査 ( CHKDSK /f/r ) にて、クラスターの代替処理。
(画像サイズ 66.6 KB)
CrystalDiskInfo で見ると、不良セクター数で 170 ほどの模様です。↓
(図4)
CrystalDiskInfo で、S.M.A.R.T. 情報を表示。
(画像サイズ 47.78 KB)
※ Shizuku Edition なら、CHKDSK 中にカワイイ声がします。
そのまま組み戻してみたら起動するかな?と試してみました。
※ 取りはずし・装着は普通のねじ2本回すだけで済む。
が、駄目だったので再度作業用マシンへ繋ぎ、復元ポイントからレジストリーをコピーします。↓
(図5)
copy _REGISTRY_MACHINE_SYSTEM C:\WINDOWS\system32\config\system 相当を GUI から処理中。
(画像サイズ 35.53 KB)
作業用 XP マシンは Home エディションなので、コピー作業前にcacls しておきます。↓
(図6)
cacls "System Volume Information" /E /G username:R にて読み取り権限を与える。
(画像サイズ 40.62 KB)
※ Professional エディションならば、フォルダーの「プロパティ(R)」で。
この時、Microsoft さんの文書には
cacls "driveletter:\System Volume Information" /E /G username:F
とありますが、
cd \
cacls "System Volume Information" /E /G username:R
としました。username の部分は、作業用マシンのログオンユーザー名に変更します。
この後、HDD を組み戻して、セーフモードとコマンド プロンプト にて起動出来る事を確認。
rstrui.exe で、正常と思われる復元ポイントの中から最新のモノを選んで、システムの復元をします。↓
(図7)
HDD 組み戻し後、セーフモードとコマンド プロンプトで、rstrui.exe を起動。
(画像サイズ 43.47 KB)
※ レジストリー不整合の影響が予測できないので、通常起動は避ける方が無難。
無事に通常起動しました。↓
(図8)
レジストリー復元後、自動で通常再起動され、システムの復元がメッセージを表示したところ。
(画像サイズ 32.54 KB)
例によって、今後何時また故障するか予測不可能、交換を推奨します、とお伝えします。
(関連)
マイクロソフト http://support.microsoft.com/kb/309531/ja
> System Volume Information フォルダへアクセスする方法
※ cacls する方法。
マイクロソフト http://support.microsoft.com/kb/324103/ja
> Windows XP における "STOP 0x0000007B" エラーのトラブルシューティング方法
※ INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE 。
・・・
http://d.hatena.ne.jp/TsuSUZUKI/20120116/1326694530
※ 「起動しない EQUINUM な日」、0x0000007B だが、回復不能な例。
http://d.hatena.ne.jp/TsuSUZUKI/20101012/1286873390
※ 「再セットアップ CD-ROM と回復コンソール」、\System Volume Information から \WINDOWS\system32\config\ へコピーする方法。
http://d.hatena.ne.jp/TsuSUZUKI/20100930/1285841966
※ 「Security Warning って表示が出て、アプリケーションソフトが起動しません」、\System Volume Information 内に感染ファイル。cacls した例。
http://d.hatena.ne.jp/TsuSUZUKI/20080705/1215277474
※ 「起動しない Mebius な日」、0x0000007B だが、CHKDSK のみで回復した例。
※ パラメーターなしの CHKDSK でエラー非検出のやや軽傷な例でもあります。
http://d.hatena.ne.jp/TsuSUZUKI/20120113/1326465132
※ 「Windows XP 修復インストール 〜 DELL Dimension 2400」、インストールメディアがあるなら修復すると良い例。
※ UNMOUNTABLE_BOOT_VOLUME (0x000000ED) は、INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE より軽傷なことが多い。
いじょうです。
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