本読みました。ちょっと手持ちの文献に当たったりしてすんごく時間を取られてしまいました。あー、しんどいーです。
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> 龍の文明・太陽の文明 (新書) 安田 喜憲 (著)
龍の文明とは中国の黄河流域の文明、早い話、現在の中華人民共和国の漢民族のそれ、太陽の文明とは日本と中国揚子江流域以南のそれのこととなっています。本では前者は龍がシンボルで牧畜と肉食、主食は小麦、後者は八田烏とか鳳凰など、太陽または火の鳥をシンボルとする、稲作漁労の文明で主食は米としています。
四龍(中国東北部、台湾、韓国、香港)は龍をシンボルとする前者、中国雲南省、江西省など米食地域は後者と云う分類ですね。
継体天皇(ヲホド王/オホド王)と云えば日本の中部地方では尾張氏が皇后として娘を嫁がせた話があり、熱田神宮の宮司は平安朝の中頃まで代々尾張氏であり、継体天皇よりずっと前だと紀元頃のヤマトタケルの東征と嫁取りで出てくるミヤズヒメの出身一族も尾張氏、ヤマトタケルの 草薙剣は熱田神宮のご神体である、などなどを思い起こさせる本です。
義務教育の範囲では、日本史で何世紀頃とかではなく具体的な年数が出てくるのは 西暦 600 年代からと記憶していますのでそれより少しばかり古い時代( 500 年頃以前 )ですね。弥生、卑弥呼から大和王朝のあたりは学生当時、どの先生にもごまかされたような気がするので自分で本を捜す羽目になってますが、だんだんと研究が進んでいることを感じさせます。
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(図1)
龍の文明・太陽の文明 (新書) 。
いじょうです。
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