本読みました。
「タワケ」エリアに住むものですが、アホもバカもマヌケも使います。(w
関西発のお化け番組「探偵!ナイトスクープ」から生まれた「学術的な」本です。いやこれ大まじめ。
文庫初の「カバー裏劇場印刷」バカアホ分布図(カラー)付。
分布(伝搬)の中心は京都ですが、どうもバカもアホも語源はお隣の国「中国らしい」ですね。また柳田國男 の方言周圏論における言葉の伝搬の話の中で、沖縄の方言(うちなーぐち)と東北の方言への言及もあります。
大部なので読むのには骨が折れましたが引き込まれる内容です。うちなーぐちの「ふりむん」とか「ふらー」の音韻変遷あたりの記述とか、東北の方言は「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」の音を区別したとのくだりはとても興味深いです。TV 番組の制作裏話もあり。
※ところで、「ふりむん」の語源は「惚れ者」説、に賛成。現代では罵倒語としてではなく、「やん、莫迦ん」ってな感じの軽いのりと同じ雰囲気で使うらしいです。アーケードゲームのギタフリのフリはフリークスの略ですが、「ふらー」も何とか狂いって感じでも使うそうです。
アマゾン http://www.amazon.co.jp/dp/4101441219/
> 全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路 (新潮文庫) (文庫) 松本 修 (著)
画像はアマゾンさんのもの(amazon.co.jp へのリンク)です。
(図1)
全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路 (新潮文庫)。
ちなみにマンガ単行本初の「カバー裏劇場おまけ4コマ」は確か星里もちる さんだったと思います。
いじょうです。
-
- -