Rescue and Recovery 4.21 (RnR 4.21) / Client Security Software 8.20.0023.00 (CSS 8) / 指紋認証ソフトウェア Ver.5.8.2.4462 (FPS 5.8) を テスト環境で使ってみた感触です。
(Good)
1. 差分バックアップが速くなった。同じ程度のバックアップ量で時間で、-40% 位です。
※ 基本バックアップ(フルバックアップ)は、あまり回数やったことないのと、
採るたんびにものすごく大きさが違うので速度に関してはなんとも言えません。
2. 差分バックアップの「最大世代数」を指定できるようになった。
※ Ver.3.1 (RnR3.1) は、5世代固定でした。(基本バックアップを含め6日分)
※ 基本バックアップの内容と日付は変わらないです。
差分だけが順次古いものから削除されて行きます。
3. 実際のバックアップ作業前に、空き容量の見積をするようになった。
※ 前夜実行をスケジュールしておいて、朝見たら取れてなかったと云う事態が少なくなります。
4. Rescue and Recoveryワークスペース(PreDesktop) のメニューとかも親切になった感じ。
※ PreDesktop は、Windows が起動しなくなったときに、出荷時状態へのリカバリ領域に
格納されている RnR です。
出荷時に戻すだけではなく、外付け USB HDD などに採ったバックアップからもリストア
出来ます。
5. 作業中のパーティション番号が表示されるようになった。
※ 複数パーティションを切っているとどっちのバックアップか表示では分からなかったのです。
6. (CSS 8
CSS 7) 「パスフレーズ」でのログインが速くなった。数秒です。※ CSS 7
CSS 6では、入力画面が遅延することがありました。一分ほど待つこともありました。
7. (FPS 5.8) やはり、メニューが親切になった感じがする。図がきれいです。
8. (FPS 5.8) 指紋でしかログイン出来なくすることが可能。
※ FPS 5.6 では同じ設定でも、指紋読み込みをバイパスして、
パスフレーズ入力画面に切り替えることが出来てました。
(Bad)
1. インストール直後に、旧版の差分バックアップへ続けて
差分を作成しようとするとハングした。(再現テストをしてません。)※ 初回は、基本バックアップ(フルバックアップ)を採った方が良いらしいです。
※ 少なくとも、バックアップには作成したシステムのバージョン情報が
含まれているのは間違いないです。
上位バージョンで、下位バージョンの基本バックアップをフルリストア
=Recovery するときに、バージョンが違うけど良いか?と聞かれますので。※ 古いバックアップも保存しておきたいときは、DVD-R か 別の 外付け HDD へ
コピーします。で、その後 RnR 用の HDD は空っぽにしておきます。
2. バックアップの要求空き容量の増加。最低でバックアップ先全ディスク容量の 15%、
バイト数指定ではない。
作業前に見積もると云う利点の裏返しです。
大きな HDD で、当面のバックアップに充分な空き容量(100GBとか)が存在していても、
パーセンテージでの空きが 15% を割り込んでいると「容量が足りない」と云われます。※ RnR 3.1 では、作業中に作業スペースが確保できればバックアップ開始時の
空き容量には無頓着でした。※ = 0(基本) + 差分1 + 差分2 + 差分3 + 差分4 + 差分5 + 作業用(Merge) が
HDD に収まっていれば良い。
3. ログが不親切になった気がする。不具合が出たときに分かりにくい。
※ デフォルトでは、C:\SWSHARE\*.log 。
4. マシンによっては動かないことがある。;-(
※ 少々調べたところ、tvtsched.exe の不具合っぽいです。
5. (CSS8) Utimaco SecureDrive (暗号化ドライブ)がサポートされなくなった。
※ 今後は有償になる模様。
EFS にしろ、と云うことでしょうか。;-(
(関連)
http://d.hatena.ne.jp/TsuSUZUKI/20080925/1222325490
http://d.hatena.ne.jp/TsuSUZUKI/20080326/1206502229
いじょうです。
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