代理店のサポートセンターに問い合わせても原因がはっきりしなかったのですが、どうやら USB 接続の IC カードリーダーを DNP PKI Driver Pack が認識出来ない例があるようです。
PC は、NEC LaVie LL550K 、FeliCa Port 内蔵の Windows Vista マシンです。
カードリーダーは代理店提供のモノで、SCM Microsystems, Inc. 社の型番 SCI33X のようです。
↓ PKI Driver Pack の「証明書管理ツール」を起動すると、エラーになります。
(図1)
PKI Driver Pack の「証明書管理ツール」でエラーの図。
(画像サイズ 82.17 KB)
IC カードリーダーのスロット上部にあるアクセスランプも、数回点滅するとその後は消灯します。
↓但し、Windows のデバイスマネージャーで見ると、IC カードリーダーは 「このデバイスは正常に動作しています。」状態です。
(図2)
USB 接続の IC カードリーダーは正常動作中の図。
(画像サイズ 68.59 KB)
※ FeliCa ポートは使わないので、無効化してあります。
↓電子入札システムの環境チェックツールでは問題なし。JRE 云々以前の不具合です。
(図3)
環境確認ツールで JRE 6u03 の状況をテストするの図。
(画像サイズ 80.81 KB)
※ 電子入札システムの "CoreLib" (Java Applet) は未導入ですが、きちんと導入後も状況はエラーのまま。speed.rbbtoday.com は動くので JRE はOK。
↓こう云うときは、カードリーダー付属の TestResMan.exe を使うと良いそうです。
(図4)
TestResMan.exe による カードリーダーの選択。
(画像サイズ 90.6 KB)
通常は "C:\Program Files\SCM Microsystems\SCR 331\PCSC Tools\TestResMan\" フォルダーにあります。
この後カードを差し込めば、CoreLib からカード情報を読めるようになり、アクセスランプも点滅し続けます。
サポートセンターによると、カードリーダーが複数接続されたマシンは電子入札システムのサポート外、と云うことらしいです。
なんですが、単に導入手順書に抜けがあるだけ、のように思うのですが・・・。
↓なお、JRE は、6u03 、又は 6u17 がご指定です。 ( Vista の場合。)
(図5)
Sun (Oracle) JRE 6u03 の自動更新を無効にするの図。
(画像サイズ 85.47 KB)
※ 無効にすると危険。電子入札しない通常のマシンは有効のままに。CD-ROM には 6u03 のみ同梱。
(関連)
中電シーティーアイ https://repository.cti.co.jp/G2B/issue_flow.html
> 動作環境
※ "Windows 7 SPなし" 、orz 。 IE9 もアウト。JRE 7 もアウト。
東北インフォメーション・システムズ https://www.toinx.net/ebs/info.html
> 電子入札対応電子証明書発行サービス|TOiNX.CERT
※ TestResMan.exe の情報を頂きました。
総務省 https://n-e-procurement.soumu.go.jp/dns_vf_introduction
> 総務省電子入札システム
> システムを初めてご利用になる方の事前準備
※ 中電CTI さんは、"平成23年5月31日で電子証明書の発行受付終了" との事。TOiNX さんが引き継ぐ模様。
・・・
http://d.hatena.ne.jp/TsuSUZUKI/20111118/1321626738
※ 「官公庁電子入札システム」、Windows 7 Service Pack 1 + IE8 + JRE 6u17 で OK 。
http://d.hatena.ne.jp/TsuSUZUKI/20110621/1308663872
※ 「続・Internet Explorer 9 Blocker Toolkit」
http://d.hatena.ne.jp/TsuSUZUKI/20120613/1339570281
※ 「Java Runtime Environment (JRE) 7 Update 5 リリースノート」、バージョン 6 系列のサポートは "November 2012" まで。
いじょうです。
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