問 44. カイコガには、まゆの色が黄色の系統と、白色の系統がある。
まゆの色を決める遺伝子には、黄色を表す遺伝子 Y と、
その働きを抑制する遺伝子 I とがあり、遺伝子 I と Y が共存すると、
まゆの色は白色になる。今、黄色系統 iiYY と 白色系統 IIyy を両親(P) として、
雑種一代目(F1) を得た。次の各問に答えよ。
問1) F1 の遺伝子型と、表現型を記せ。
遺伝子型 ( )
表現型 ( )
問2) F1 を検定交雑して得られる子において、まゆの色の分離比は幾つか。
( )
※ 検定交雑 = 劣性ホモ個体との交雑。
問3) F1 同士を交配して得られる F2 の内、黄色のまゆになるものの割合を分数で示せ。
( )
問 41. ハツカネズミの体色には、[黄] と [黒] がある。 ※ [] 書きは表現型。
[黄]の遺伝子を、Y、[黒]の遺伝子を、y とする。[黄] の個体は、Yy、[黒] の個体は yy と表され、
YY の個体は胎児の内に死亡してしまい、存在しないことが知られている。これらのことを参考に、
以下の各問に答えよ。 ※ YY : 優性ホモ、Yy : ヘテロ
問1) Y の様な作用を持つ、遺伝子をなんというか。
( )
問2) [黄] の個体同士を交配した場合、次代に現れる [黄] と [黒] の分離比はどのようになるか。
( )
問3) [黄] の個体と [黒] の個体を交配した場合、次代に現れる [黄] と [黒] の分離比はどのようになるか。
( )
問49. ある昆虫の翅、体色、眼色に関する3対の対立形質、正常翅(B)とそり翅(b)、黄体色(D)と黒体色(d)、
赤眼(E)とセピア眼(e) を用いて、次のような交配実験を行った。() 内の記号は、それぞれの遺伝子を
表しているものとする。
純系の[正常翅・黄体色・赤眼] と純系の[そり翅・黒体色・セピア眼] を交配させたところ、得られた F1 は
すべて[正常翅・黄体色・赤眼] であった。
次にこの F1 に対して、純系の片方(P)を用いて、交配を行ったところ、下表のような結果が得られた。
下記に続く各設問に答えよ。
(表)
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表現型 個体数
正常翅・黄体色・赤眼 115
正常翅・黄体色・セピア眼 11
正常翅・黒体色・赤眼 9
正常翅・黒体色・セピア眼 114
そり翅・黄体色・赤眼 115
そり翅・黄体色・セピア眼 9
そり翅・黒体色・赤眼 11
そり翅・黒体色・セピア眼 116
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問1) F1 及び、F1 との交配に使用した純系個体(P)の遺伝子型を記号で答えよ。
F1 ( )
交配した親 ( )
※ <ヒント> 純系 : BBDDEE (優性ホモ)、bbddee (劣性ホモ)
問2) 独立に(連鎖せずに) 遺伝していると考えられる形質の組み合わせをすべて答えよ。
形質 ( )
問3) 連鎖していると考えられる形質の組み合わせと、その組替え価を求めよ。
形質 ( )
組替え価( )
いじょうです。
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