修理に出したら、ある帳票で 4mm ほど印刷が下にずれるようになったそうです。
この帳票は 9 inch 連票用紙で、後部トラクタフィーダーから給紙します。どうもそれ用のファームウェアが変わったらしいです。
※ PC 側デバイスドライバーは変わらず。帳票ソフトウェアも同一。
プリンターのマニュアルを見ますと、MS-DOS 環境ではプリンター本体側操作パネルで給紙位置を微調整出来るようですが、「 Windows 上のソフトウェアでは、各アプリケーションソフトウェアでマージン調整して下さい 」という旨の記述があります。
と云う事で、「 PCA商魂 」のプリンターオプション設定画面を見ますが、そんな項目は１つも無し。
どうも個別の帳票ごとにプロパティで変更するようです。良く見ると印刷開始位置で「１行目」と「２行目」が選択出来ます。
デフォルトは「１行目」。と云う事で 4mm ≒ 1/6 inch ですから、「２行目」としてみたところ、１枚目の用紙への印刷はＯＫとなりました。
ところが、２枚目以降がまたずれます。2.5 cm ほど。
あ？ と思って、PCA商魂 のプリンター設定を見ると、"10inch" サイズの用紙が指定してあります。
ここを直しますが、まだずれます。
おかしいなぁと思って、Windows の コントロールパネルにある「 プリンタとFAX 」から、該当プリンターのプロパティを直接表示させ、デフォルトの用紙を 9 inch 連票に、デフォルトの給紙口を背面トラクタフィーダーに指定します。
やっと２枚目以降もＯＫです。
・・・
PCA商魂 のプリンター設定画面は、コンパネと連動しているようなんですが、どうもうまくいっていないっぽいです。
なお、前面オートシートフィーダーを使う帳票では、同じ物理プリンターを参照している別名のプリンター定義を指定していたりします。
Windows 上の「 プリンタとFAX 」には、"Epson VP-4300" プリンターがあり、連票用の "請求書" プリンターがあり、オートシートフィーダー用の "宛名ラベル10inch" プリンターがあります。( 他にも幾つか。 )
これらのプリンターは、物理的には同じ USB ポートを参照しています。用紙や給紙口などの属性が違うだけ。
先ほど、デフォルトで 9 inch 連票用紙を設定したプリンターは、"請求書" と云う名前です。
ところが、"宛名ラベル10inch" プリンター用のタックシール用紙も、9 inch の連票でした。
どうもプリンターを修理に出している間に、間違ってどちらも 9 inch 連票用紙を買ってしまったようです。
と云う事で、"宛名ラベル10inch" プリンターのデフォルト用紙も、"9 inch" の属性に変更します。(w
(追記)
タックシール用紙も本来の単票でなく連票を購入してしまったので、後部トラクタフィーダーから給紙出来ないかといろいろ試してみたらしいのです。
自分もトライしてみましたが、結果は NG 。
VP-4300 は、PCA商魂 の "宛名ラベル10inch" プリンターとして使う場合、トラクタフィーダーと宛名用タックシール連票を同時に指定すると「矛盾するオプション」とか云われてしまいます。
給紙口はオートシートフィーダーか手差ししか選択出来ません。
と云う事で、オートシートフィーダーを選択し、単票扱いとして、連票をミシン目で切り離してフィーダーに入れるか、または手差しを選択し、連票扱いとして、"連続用紙宛名ラベル" (9inchの属性を指定) の用紙を選択するかどちらか、と云う事になります。
※ "連続用紙宛名ラベル" (10inchの属性を指定) を用紙として選択すると２ページ目の先頭で印刷がずれます。(w
(関連)
エプソン http://www.epson.jp/dl_soft/readme/1051.htm
> プリンタドライバ ｜ ダウンロード ｜ エプソン
いじょうです。
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