マイクロソフト Bing http://cc.bingj.com/cache.aspx?q=http%3a%2f%2fwww.chunichi.co.jp%2fs%2farticle%2f2013043090101800.html&d=27025109098582757&w=TQFI64IdZHTMY-cxCrm0ZvIAFInaG70F
> 中日新聞:東海の自治体対応急ぐ ウィンドウズXPサポートあと1年:社会(CHUNICHI Web)
大元の記事は Web ページから消えてしまったので、検索エンジンのキャッシュをば。
2013年04月30日(火)付け朝刊のこの記事、ネット版ではかなり省略されています。
紙媒体では一面の右側、ほぼ半分を使ったぶち抜きです。
(図1)
2013年04月30日(火)付け中日新聞朝刊1面。
(画像サイズ 133.52 KB)
愛知県豊橋市が話題になっているようですが、他にも気になる部分がいろいろあります。
以下の引用文では『』内が取材先担当者のお話。他の「」内は地の文です。(敬称略)
三重県津市: 「『窓口業務のパソコンはインターネットに接続しないのでウイルス感染の危険性はない』と話す。」
名古屋鉄道(名古屋市): 「(前略)外部から持ち込んだ USBメモリーの接続を禁止してトラブルを防ぐ。」
武山鋳造(名古屋市): 「『書類作成など外部のネットワークと結ばない業務を XP で行う』と話した。」
一六銀行(岐阜市): 「来年四月から順次、入れ替えるが当面は XP を使う。(中略) 『ウイルス対策ソフトがあるので問題ないと思う』と説明。」
※ 空目と思って確認し直しましたが、今年四月ではない。
記事内で「2013年度内に置き換える」と明言している自治体は、三重県、岐阜県。
明言はしていないものの「費用が悩ましい」「(XPには)もうひと踏ん張りして欲しかった」との文脈で登場するところが、岐阜県高山市、滋賀県彦根市、福井県。
「サポート終了後も XP が残る」とするところが、愛知県豊橋市、名古屋鉄道、武山鋳造、一六銀行。
前述の津市は、3,000台の内、「三年前に XP の 2,500台を (上のバージョンへ?) 更新した。」が、「500台では (中略) XP を使い続けている。」とのこと。
おそらくサポート切れ後も、しばらくはそのまま使用する模様です。
と云う事で、
「検疫ネットワーク + XP のみの VLAN を切る」
とか、
「 USB フラッシュメモリーは登録制の上、管理ソフトで使用禁止・許可を制御する」
とか、いろいろと対策が必要に思います。
既にその様な管理システムと運用体制があれば、それに組み込めば良いのでしょう。
しかし、新たに管理システムを導入するなら、Windows を置き換えた方が安いってことになるような気もします。
さて、ここまで読んで気付いた方もいらっしゃると思いますが、
「肝心の『愛知県』と『名古屋市』のお話がこの記事には書かれていない」
のですね。(w ちょっと内容が足りてません。( XP をなくして当たり前、だから書かない、と信じたいです。)
ちなみに別の日の地域版を読むと、近隣自治体でも対応はバラバラのようです。
地元の自治体では、
「2013年度内に Windows 7 へ置き換える」
なんですが、お隣さんとこは XP が残るようです。
※ Windows 8 にあらず。7 です。
これは署名記事ではないので、どなたが書いたのか分かりませんが、
「アソコがこう云う対応なんで、ウチもこの程度で良いのだ」
と云う、我田引水的解釈をするヒトがたくさん出そう、と思った記事でした。
取材した結果をありのままに書いたと云えば、そうなんでしょうけれど。
(追記)
記者さんの主観らしいところは、ヘッド部分の「現場への"負荷"も溜まっているようだ」に1カ所。
他に本文中段の「うっかりミスで XP からネット接続してしまう可能性は否定出来ない」にもう1カ所くらいでした。
あと、個人的には、
「USB ポートとかネットワーク機器のポートとかを塞ぐ小物は意外と役に立つ」
と思います。
と云うか、
「塞がっているだけでケーブルを挿そうとしなくなる。一部チャレンジャーなヒト以外は。」
って印象です。
「掛かるコストの割には、効果が大」なのでやっておくと吉かと。ループ防止にもなるかも。
抜き差しにそれなりに力が要るとか、専用工具が要るとか、鍵が掛かるとか、一度挿したら抜けないと云うものが良いでしょう。
もちろんこれだけに頼るのは危険でしょう。
いじょうです。
-
- -