Internet Explorer 6 SP3 でオンラインショッピングとかしていると、決裁の画面が「真っ白」だったり、「サーバが見つかりません」と表示されます、とのコトでした。
Windows XP SP3 のシャットダウンも正常に出来ないので、「電源スイッチ長押し」で落としていたそうです。おかしくなったのは実に「半年ほど前」とのコトです。
どうやら、SSL (https:// なアドレス) を使う Web ページが軒並みアウト! みたいです。ところが、Firefox 1.5 が導入されていたので、それで問題のページにアクセスしてみると、こちらは SSL でも問題なく表示されます。
ウイルスバスターのファイアウォールも、プログラム、プロトコルとも設定に問題は無いように見えます。
と云うことで、以下↓が、該当するものと思われました。
マイクロソフト http://support.microsoft.com/kb/902932/ja
> Internet Explorer で新しいウィンドウを開くと空白のページが表示される
マイクロソフト http://support.microsoft.com/kb/813444/ja
> Windows XP で Internet Explorer を使用して SSL (128 ビット) で保護された
> Web サイトに接続できない場合のトラブルシューティング方法
半年も前の復元ポイントはさすがにありませんでしたけど、順番に試していくと、regsvr32 initpki.dll で失敗します。
ブツを調べると、
%Systemroot%\System32\initpki.dll
と
%Systemroot%\ServicePackFiles\i386\initpki.dll
が無い模様です。???
無いはずはないので、うーん、困ったと云うことなんですが、仕方がないので荒療治です。
手持ちの同エディションのマシンからコピーしました。(ホントはライセンスに触れるんでしょうが。) ファイルのプロパティをみると、QFE とも GDR とも判別出来ないのでそのあたりは考慮しなくても良いのかしらと思われます。ACL にタイムスタンプとサイズはOKみたいです。
で、無事に IE6 でも SSL なサイトが見えるようになり、ショッピングカートも問題無く表示されます。Windows もきちんとスタートボタンからシャットダウン出来、電源まできちんと切れます。
やれやれと云うことで、ここで更に Firefox を Ver.3.5 にアップグレードし、ウイルスバスターも 2008 → 2009 に上げます。SSL 通信が出来ていなかったため、ウイルスバスターのユーザ登録更新(ライセンス延長)が完了しておらず、半年ほどパターン更新されていなかった模様です。
時間が無いので Surface Check まではやれませんでしたが、C: ドライブへの通常の CHKDSK では一応エラー無しです。
壊れた原因がはっきりしませんし、必要な dll がないのにシステムファイルチェッカー(SFC.EXE /scannow) の終了がやけに早くて、エラーなしでしたし、ウイルスバスターの起動が(マシンスペックの割に)遅いと云うのもちょっと不穏です。
と云うことで、「 OS の他の機能がおかしくないとは言い切れない」ため、「データのバックアップコピーを取った上で、Winodws XP を出荷時に戻した方が安全です」と云う旨をお伝えしました。
(おまけ)
このマシン、プロトコルが一つもインストールされていない「ブリッジ接続」が存在し、且つ接続の定義を削除出来ません。(「予期せぬエラー」表示。)
やや古めのマシンの為、無線 LAN アダプタは内蔵していませんし、有線 LAN ポートも1つだけ。BlueTooth も未装備ですし、1394接続は接続機器がないので無効です。PPP とか PPPoE は使ったこともないハズですし、VM 系のソフトも入っていないし。さてどことブリッジしようとしているのやら。
デバイスマネージャの非表示のデバイスにも特段異常は無いようでしたし。
(関連)
Fortify https://www.fortify.net/sslcheck.html
> SSL Encryption Check
手元のマシンの場合、IE6 では、RC4-MD5-128bits、Firefox では、AES-256bits となります。
いじょうです。
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