本読みました。
ビーケーワン http://www.bk1.jp/product/03450606
> 僕とツンデレとハイデガー 堀田 純司著
著者インタビューによると、"「哲学と、女の子とイチャイチャする話を同時に書きたかった」"との事です。
ライトノベルに哲学のエッセンスを掛けたってところでしょうか。
それにしても、このインタビュー、説教をする坊さんはイケメンがいい、みたいなノリですねぇ。
本編は哲学者8人で7章。プロローグとエピローグも入れて計9章。一続きのストーリーです。
哲学者の「顕現」(「化身」) としての登場人物は、
ルネ・デカルトさん→出岡ルネ(いでおかるね)さん
ベネディクトス・デ・スピノザさん→杉野座はる(すぎのざはる)さん
ジョージ・バークリさん&デイヴィッド・ヒュームさん→清田呉葉(せいたくれは)さん&出井陽梅(いでいひうめ)さん
イマヌエル・カントさん→神戸えまる(かみとえまる)さん
フリードリヒ・ニーチェさん→二池双葉(にいけふたば)さん
マルティン・ハイデガーさん→春出川千夏(はるでがわちなつ)さん
と云う対応となっています。
道案内役(章末の解説)として、もう一人、三重野由真(みえのゆま)さんが出てきます。
スピノザさんとヒュームさん辺りが自分にはしっくり来ますね。
画像はビーケーワンさんのもの(honto.jp bk1.jp へのリンク)です。
(図1)
僕とツンデレとハイデガー。
表紙左から、春出川千夏さん、出岡ルネさん、杉野座はるさん。カラー扉絵は、たぶん三重野由真さん。
(覚え書き)
神を存在するものとしている方→デカルト、スピノザ、バークリ、カント、ヘーゲル
心身並行説(一元論)→スピノザ
客観派合理主義(理性)→デカルト
経験論→バークリ、ヒューム
知覚のベール説(表象説)→ロック
主観派(情動、情念)、印象、観念→ヒューム
純粋理性批判、信仰、実践理性批判、理性と欲望、道徳、形而上学、アプリオリ、時間と空間→カント
群体、絶対知→ヘーゲル
絶望とは死にいたる病である→キルケゴール
自然の欲望の否定、退化=デカダンス、ニヒリズム=反自然的、ルサンチマン(、煩悩、マンガ)→ニーチェ
気分、了解、言明、世間、現存在、頽落=共同世界→ハイデガー
※ 覚え書きの用語は、自分なりの超訳もあり、必ずしも正確ではありません。
いじょうです。
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