取締役 平社員 ブログ (ベータ版)

パソコン ( PC ) を安全に使えるような何かごとを徒然と書いてみたいと思います。  

 -無責管理

   当ページ記事により不具合、問題が発生した場合でも責任をもちません。


   情報セキュリティ系勉強会ポータルサイト  

  セキュリティ・キャンプ  (セキュリティ・キャンプ実施協議会)   Firefox ブラウザ無料ダウンロード 



続・試験対策 2015 − 私立高校入試過去問題集編 <中学数学>


解答編です。





(問)

放物線 y = a*x^2 ( a > 0 ) と、直線 y = p*x + q ( p < 0 ) を考える。


直線と x軸、y軸の交点を、それぞれ 点A 、点B とする。


放物線上に点C を考え、線分 OA ‖ BC 、同 OB ‖ AC とする。


また放物線と直線の交点を、点D とする。


今、線分 OC = AB であり、点A の座標が A(5,0) であるものとする。


※ SQR() は、平方根。 ^2 は自乗を表す。





設問(1) 放物線と直線の式をそれぞれ求めよ。


(答え)

直線: y = - x + 5


放物線: y = 1/5 * x^2




設問(2)

点B、C、D の座標をそれぞれ求めよ。


(答え)

点B(0,5)


点C(5,5)


-5 + 5 * SQR(5) 15 - 5 * SQR(5)
点D( ----------------- , ------------------ )
2 2





(解法)

OA ‖ BC 、OB ‖ AC 、OC = AB より四角形 AOBC は正方形。


点A の座標が A(5,0)であるので、点B(0,5) となる。


直線は 2点A,B を通るので、直線の切片 q は 5 、傾き p は -1 となる。


よって、直線の式は、y = - x + 5 である。





四角形 AOBC は正方形であり、点A の座標が A(5,0)であるので、点C(5,5) となる。


点C は放物線上にあるので、これを放物線の式に代入すると、


y = a * x^2 = a * 5^2 = 5 が成立。


a = 1/5 となる。


よって、放物線の式は y = 1/5 * x^2





点D は放物線と直線の交点であるので


y= - x + 5 = 1/5 * x^2 が成立。移項して


1/5 * x^2 + x - 5 = 0 ・・・ [1]


[1]式を、2次方程式の解の公式 (※) により解くと


-5 ±5 * SQR(5)
x= -----------------
2


ここで、与えられた条件により x > 0 であるから、



-5 + 5 * SQR(5)
x = -----------------
2


のみが該当する。





y = - x + 5 より、


15 - 5 * SQR(5)
y = ------------------
2




(検算)

放物線の式の方から、


1 -5 + 5 * SQR(5)
y = --- [----------------- ]^2 を計算すると、
5 2



y = 1/5 * 1/4 * [ 25 - 50 * SQR(5) + (5^2) * 5 ]


= 1/20 * [ 25+125 -50 * SQR(5) ]


150 - 50 * SQR(5)
= ---------------------
20


15 - 5 * SQR(5)
= ------------------
2


となって、直線の式から求めた結果と一致する。




※ 2次方程式の解の公式:


2次方程式 a*x^2 + b*x + c = 0 の解は以下の通り。


-b ± SQR( b^2 - 4*a*c )
x = ------------------------------
2*a




(関連)

http://d.hatena.ne.jp/TsuSUZUKI/20150104/1420382709

※ 試験対策 2015 − 私立高校入試過去問題集編 <中学数学>



http://d.hatena.ne.jp/TsuSUZUKI/20140402/1396425337

※ 続・試験対策 2014 − 春休み補習編 <数学III




いじょうです。

    • -